子供向け通信教材ワンダーボックス2022年6月号の教材である『コインズカルテット』
この教材では、4色あるコインを使って、与えられた課題に対して自ら考え、挑戦していく思考力・発想力を学べます。
様々な遊び方・楽しみ方が用意されており、子供の好奇心をくすぐる工夫が随所に見られる『コインズカルテット』。
実際、5歳の息子とパパでチャレンジしてみましたが、最後まで飽きることなく楽しくやりきることができ、親子ともども大満足。
途中何度か息子が「あっ!!」と閃いたり、「そういう事ね!」と納得した時の表情が印象的でした。
ただし、学力強化(文字を書く、計算できる)などは鍛えることはできないので、そういう目的の方にはオススメしません。
今回はそんなコインズカルテットの教材の中身・特徴、遊び方を体験談を交え詳しく紹介していきます。
また、毎月どういった組み合わせで教材が届くのか興味がある方はこちらの記事を参考にしてください。
共働き世帯でも大丈夫!!ワンダーボックス、こんな教材届きます
中身紹介 ~木製コインを使用します~
コインズカルテット冊子 1冊
赤・青・黄・緑色 コイン各10個(収納袋付)
コインは木製で直径は、約3㎝。
厚さは、約4㎜あります。
木製コインは一つひとつ手作りしているとのことでした。
最近、我が家の近所にも木製玩具の専門店や施設など目にする機会が増えてきました。
ちょっと前では、プロ棋士の藤井聡太さんが幼少期に遊んでいたキュボロという木製知育玩具も話題になりましたね。
木製玩具の利点として、
- 手触りからぬくもりが感じられる
- シンプルな作りから、自ら遊びを考える想像力が身に付く
- ぶつけた時の心地よい、ストレスのない音色
- 自然由来なので口に入れても安心
などが挙げられます。
年中さんぐらいになってくると欲しがる玩具=プラスチック製品ばかりで、こういうシンプルな木製玩具を使用する機会が減ってきます。
自然を感じながら、五感を刺激しながら学べるのは親としてとてもありがたいですよね。
この「木製コイン」というのがこの教材の最大の特徴ではないかと感じました。
(小さなお子さんがおられる家庭では取り扱いに注意して下さい。大きさもある程度あるので、飲みこめないと思いますけど。)
対象年齢はない?? ~親子で一緒にがBEST!~
冊子には4歳~(年中、年長)向けとの記載がありました。
実際、5歳の息子と一緒にチャレンジしましたが、後に解説する遊び方一つひとつ息子にやってみせ、理解させながらやっていきました。
正直、年中・年長の子供一人で進めていくのは難しいのでないかと思います。
では4歳以下ではどうなのかというと、実は今回、3歳の娘が隣でお兄ちゃんの真似をしながら頑張っていました。
最初はマネできていたのですが、だんだんと独自の遊びにシフトしていき断念。
ただ、それはそれとしてかなり楽しんで遊んでいました。
お兄ちゃんが遊び終わった後も、気づいたらコインを重ねたり、並べたり3歳の娘が一番楽しんでいたかもしれません。
教材に書かれている遊び方にとらわれず、自ら試行錯誤して遊ぶ。これも、教材の特徴の一つです。
なので私個人的にはこの教材に対象年齢はない!!のではないかと思いました。
どんな遊び方・特徴があるの??
コインズカルテットには全部で4種類の遊び方が用意されています。
ちなみに、①~④まである遊び方全て終わるまでの所与時間は約50分でした。
一つひとつ詳しく紹介していきます。
①おなじものできるかな
こんなことが学べます
ココがおすすめ
コインを使って実際に立体的なものを作成することによる、空間認識能力
このゲームは教材に描かれている通りに、色を揃えコインを並べていきます。
問題は全部で17問、それぞれに難易度が設定されており、5段階の★で表現されています。
最後の3問はスペシャルチャレンジ問題となっており難易度はまさかの★8つ!!
かなりの空間認識能力が試されます。
いざ挑戦。
1~5問目までは一枚一枚コインを横に並べていきます
最初は使うコインの色も少なく、順調にスタート。
(下の娘は、4問目で脱落。お疲れさまでした。)
5問目の「カラフルもよう」では息子がある事を発見!!
(息子:あっ!!ちょっと待って!!)
なんと何気なく並べていたコインの色に規則性があったのです。
親として息子の成長、確認できました。(笑)
6問目からはコインを重ねていきます
最初はシンプルな構造ですが、問題が進むにつれ息子のシンキングタイムも延びていきます。
12問目では立体+奥行きという難問。
時間かかると思いきや、なんなく通過。
14問目はバランス感覚も要求。
頑張りました!!
最後の3問は難易度MAX!!
最後の3問はコイン同士を支えつつ、重ねていかなければいけないので大苦戦
この3問に限っては、パパも協力しました。
ただ、それ以前の問題に関しては、口は出すものの一人で考えながら作れていました。
②コインだっしゅつ
こんなことが学べます
ココがポイント
ものがぶつかる時の力の伝わり方や、慣性の法則について自然と体感できる
教材に書いてある遊び方を読むと、子供の頃におばあちゃんに教えてもらった、だるま落としを連想。
実際、子供もだるま落としで遊んだことがあったので、説明は簡単でした。
それが無くても、ルール、遊び方を絵を使って詳しく説明してくれています。
子供一人だとなかなか難しいかもしれませんが、親と一緒なら大丈夫です。
問題数は全部で4問あります
特に2問目の「あおとみどりのコインではじきだす」は学校で習った慣性の法則です。
慣性の法則と聞いて、親としては、電車が停止した時に進行方向に体が傾くアレでしょぐらいの知識ですが。
この遊びに関しては、息子がやってもなかなか一番下のコインをはじき出せず、パパに交代。
上手くいったのですが、子供は不思議そうに見ていました( ゚д゚)
また、学校で勉強した時にパパと一緒にコインで遊んだ時のだと、思い出してもらえれば嬉しいです。
⓷コインでパズル!
こんなことが学べます
ココがポイント
与えられた課題に対して自分で考え、挑戦していく力が鍛えられる
柔軟な思考、発想の転換
いざ挑戦!!
問題数は全部で6問。難易度は★6つまであります。
この問題は正直大人でも苦戦します💦
どうですか??発想の転換が要求されると思います。
ちなみに1問目は3枚のコインだったのですぐ分かったのですが
恥ずかしながら2問目で解答をみてしまいました。お恥ずかしい😞
進むにつれ形も複雑になり、動かすコインの個数も増えます。
息子も苦戦していましたが、パパからのヒントでクリア。
問題を解いている最中、いろいろコインを動かしては失敗し、イライラしながらも粘りずよく頑張っていました。
「粘り強く最後まであきらめず」には大人になっても要求される能力です。
④コインでたいせん! ~親子で対戦~
こんなことが学べます
ココがポイント
最適な戦略を論理的に詰めていく思考力
いざ挑戦!!
このゲームは、今までの遊び方とは異なり、レース形式の対戦ゲームになっています。
黄・緑・青色のコインを8枚ずつ用意し、バラバラに混ぜ2つに分け山を作り、その2つの山どちらから、1枚ずつコインをとります。
色ごとに進めるマスが決まっているので、マスを見て何のコインを選べばいいか、有利に進めていくためにどうしたらいいか、考えながらコインを選択していきます。
遊び方としては、すごろくに似ているので、説明も難しくありません。
終盤に近づくと、選択できるコインが少なくなっていくので、先を読むことも要求されます。
大人にとってもなかなか難しい先読み。子供に教え、理解させるのはかなり大変。
あまりしつこく言うと、子供のやる気を無くしてしまいかねないので、その辺との駆け引きが難しいですね。
実際、先読みを教えるのは諦め楽しく遊ぶことにしました。
やっぱり勉強ではないので、子供が楽しく遊ぶのが一番!!
そのかいあってか、遊び終わって数日後、息子がコインズカルテットの冊子を開き、独自の遊びを開発して遊んでいました。
家にあったスプラトゥーンの玩具とのコラボです。
面白そうでなによりです。
アプリと連携して遊べる
コインズカルテットではデジタルとの融合として、ワンダーボックス専用アプリと連携して遊ぶことができます。
指定されたコインを冊子の白枠に並べ、アプリ内で写真を撮影するだけで人の写真が完成。
今回は大の字を目標に。
色により部位が決まっているので手足がすごいことに!!
何がおかしいのか親子でじっくり考え修正。
足長人間の完成です。
アプリ内では紹介した1~3の遊び方の追加問題も用意されています。
気に入った遊び方があれば挑戦してみて下さい。
また、たくさんのお友達の作品も掲載されており、作品作りの参考になります。
まとめ
今回は子供向け通信教材ワンダーボックスの『コインズカルテット』を紹介していきました。
再度この教材の要点をおさらいです。
- コインを使って実際に立体的なものを作成することによる、空間認識能力
- ものがぶつかる時の力の伝わり方や、慣性の法則について自然と体感できる
- 与えられた課題に対して自分で考え、挑戦していく力が鍛えられる
- 柔軟な思考、発想の転換
- 最適な戦略を論理的に詰めていく思考力
- デジタルとの融合
あとこの教材一番の特徴は何といっても「木製コイン」です。
テレビゲームにプラスチック玩具もいいですが、たまにはこういった自然素材に触れるのも大事ですよね。
大人からしても木製コインのぶつかる音を聞いていると、雑音ではなく心地よく聞こえてきます。ちょっと大げさですかね😚
ワンダーボックスでは、他にも様々な教材がありますので気になる方は遊んでみて下さい。